簡単・居酒屋料理

今回は簡単・居酒屋料理です。カイロでも簡単につくれます。

AキューリのQちゃん

 <材料> キュウリ 1キロ (キュウリは太くても美味しく仕上がります。)
 漬け汁・・・生姜1片(千切り) 醤油300cc 酢50~100cc 砂糖大さじ2杯(砂糖は無くても可)

キュウリを1センチ位の輪切りにして、たっぷり沸騰しているお湯で1分茹でます
ざるに上げて水を切り、覚ましたら軽く絞り、沸騰させた漬け汁に全部いれて1分間煮ます。
粗熱がとれればできあがり。漬け汁のバランスはお好みでアレンジしてください。レシピは甘さ控えめです。酢は日本製でなくても、ホワイトビネガー(穀物酢)でもOKです。冷蔵可。

Bオクラの和風マリネ

 <材料> オクラ1/4(ロバア)キロ 20本ほど
 漬け汁・・・醤油・砂糖 各大さじ1
酢・サラダオイルかゴマ油 各大さじ3

生姜絞り汁 小さじ1

オクラをフライパンで少々焦げ目が付く位焼く。
漬け汁を合わせておき、①のオクラを漬ける。すぐでも暫く経ってからでも美味しい。
②の代わりにカレー粉(コリアンダー、クミン各小さじ1、塩少々)をまぶしても美味。

C白あえ

<材料> 和え衣(白和えの元)・・・豆腐(カイロで売っているサイズの)半分、
練りゴマ(タヒーナ可、なくても可)大1 すりゴマ(なければ煎りゴマ)大さじ2

 醤油 大さじ1 みりん 大さじ1(なければ砂糖小さじ1) ※和え衣だけなら冷凍可。

※煎りゴマは、カイロのゴマをフライパンで、手で混ぜられる位の極弱火で時々混ぜつつ

15分程煎ります。香りがいいのでぜひ常備を。すりごまは、アルミホイルに包み麺棒や

コップで叩いても細かくできます。コーヒーミルでも磨れます。

和え衣をすり鉢かフードプロセッサ、なければ合わせて粗いザルで濾して滑らかにし混ぜます。
ほうれん草、ガルギール、いんげん、長ネギを、湯でさっと茹がいて和え衣を混ぜます。キュウリの薄切りを、塩少々でもんで、水分を少し絞ってから和えても美味しい。キノコ類、冬に見かけるヒラタケや、干ししいたけの千切りを砂糖醤油で煮て混ぜても美味しくいただける。

Dキジ焼き(丼) (または焼き鳥)


 <材料> 鶏肉(胸肉(フィレ)か、腿肉(シシタウォーク))などをお好みの量 

長ネギ ししとう など。

    漬けダレ・・・醤油大さじ3
みりん大さじ2(なければ砂糖大さじ1)+砂糖大さじ2 

鶏肉を一口大に切り、塩を振って臭みを取り、水分をキッチンペーパーで拭いてからフライパンで焼く。ネギ、ししとうなども同様に一口大にする。
2-3割煮つめて減った漬けダレに、鶏、他を浸して再び焼く。
そのままおかずにするか、ご飯を盛った丼に焼けた②を乗せる。

①のあとに串に刺してからレンジで2~3分火を通し、②の煮詰めたタレに浸けて、コンロの直火か網の上で、さっと焼き目を付けると焼き鳥に。その際、竹串は燃えやすいのでご注意を。

E魚の西京焼き風

<材料> 鮭 タラ(Gourmet
EgyptのHoki
Fishなど)鯛などの白身魚の
 切り身 イカ 海老など。 塩少々
※牛肉や(あれば)豚肉には、にんにく2かけを卸して入れると肉が柔らかくなります。

 ※鶏肉は、カイロでは鳥インフルエンザ菌などの心配があるので、生肉は漬けない方がよい。

西京味噌の代わり(魚一切れ、肉300gに対し)・・・(1)
白みそ 大さじ2 みりん 大さじ1
(2)味噌・酒・みりん
各大さじ1 (3)
味噌・ヨーグルト 各大さじ2 (1)~(3)いずれか。

漬ける魚や肉を選び、塩をかるくふって、臭みを抜き、水分をキッチンペーパーで取る。
漬け味噌を選び、半分をラップの上に薄くのばし、魚・肉を置いて残りを乗せ、ラップでくるむ。(ビニール袋、ジップロックでもOK)(1)(2)は1~2日、(3)3時間~1日冷蔵庫で漬ける。
焦げ易いので、漬け味噌をぬぐい、焼き網か、フライパンにアルミホイルを敷いて、弱火で焼く。グリルで焼く場合もアルミホイルを使って焦げ具合に注意する。

Fツナピラフ


 <材料> 米3カップ、水 ツナ缶 1缶 玉ねぎ
小1個
人参 小1本
マッシュルーム8個
コンソ\メ 半個 バター
小さじ1

ふだんご飯を炊くように米を研ぎ、水をいつもより50cc程減らして入れ炊飯器にセットする。
みじん切りした人参,と玉ねぎ、薄くスライスしたマッシュルーム、ツナ缶の汁とツナ、バター、コンソ\メを入れて炊飯器のスイッチを入れる。炊ければできあがり。

 ※②に一緒に、海老や貝を一緒に入れたり、炊けた後さっと塩ゆでした生のグリーンピースを
加えると豪華。②に一緒にパプリカのみじん切り、イカや貝を入れるとパエリア風に。

カイロの台所(2010年、11月・12月号掲載)


トマトの冷たいスープ

毎日暑い日が続くと食欲がなくなります。食事の用意をするのも面倒くさい・・・
今回は、そんな時にも簡単に作れて疲労も回復してくれるトマトを使ったスープをご紹介します。
ちょっとオシャレなグラスに入れて、急なお客さまへのウェルカムドリンクにするのもお勧めです。

<材料> 2~3人分
トマト               2~3 個                     

パプリカ(赤)          1個
きゅうり              1本
玉ねぎ              1/2個
にんにく             1かけ
セロリ(あれば)         100g 程度 
バジルの葉(あれば)     1~2枚
レモン汁 ・ 水         適宜
オリーブオイル         少々
塩・こしょう            少々

<作り方>  所要時間 約10分

トマトは湯むきしてから(皮をむければ湯むきでなくてもOK)ざく切りにします。

きゅうりは皮をむいて1~2㎝ほどに切ります。セロリは筋を取って1~2cmほどに切ります。
パプリカ、玉ねぎはざく切りにします。バジルの葉は刻みます。
にんにくは皮をむいておきます。レモンは絞りやすい大きさに切っておきます。

1で準備したトマト、きゅうり、パプリカ、玉ねぎ、セロリ、バジル、にんにくをフードプロセッサーにかけます。
ある程度フードプロセッサーにかけたら、塩、こしょう、レモン汁を入れ、味をみて水で濃さを調整します。
3を丁寧にこして、塩、こしょうで味をととのえ、仕上げにオリーブオイルを入れます。

冷蔵庫で冷やして、完成。

<ポイント>
☆赤いパプリカを入れることで、色が綺麗に仕上がります。
☆最後に酸味が強く感じた場合には、はちみつを入れると中和されます。
☆セロリやバジルが手に入らなければ、最後にイタリアンパセリを浮かばせてもOKです。
☆味が足りないように感じたら、ブイヨンスープを入れると味が濃くなります。

カイロの台所(2010年、9月・10月号掲載)


がんもどき

カイロでも、韓国食材店や韓国料理の店などで、豆腐が比較的手に入りやすくなってきました。
しかし、硬めのものが多く、食感が日本のものとはやはり違いますね。その硬さを活かして、がんもどきをつくってみてはいかがでしょう。冷凍保存がきくので、そのまま焼いたり、おでんにしたり。

<材料> 約12個ぶん
豆腐         1丁                       

にんじん      中くらいのもの1/3本(30g)
好みの具
(もどしたきくらげ・干しシイタケ、水煮したひじき、
ゆでた枝豆や小さめのソ\ラマメなど)
1~2種を合計大さじ2~4程度
しょうゆ・だし汁  各少々 ・ 小麦粉       大さじ2
ネギ(長ネギ・リークなどをみじん切りにする) 大さじ1
塩          小さじ1/3 ・ こしょう       少々

<作り方>

にんじんはマッチ棒の軸ていどの太さに切ってだし汁としょうゆでゆで、みじん切りにする。

ゆでないと、最後に揚げた時、にんじんだけこげてしまい切ない。

豆腐をボウルなどに入れて手でつぶし、1のにんじんや好みの具を混ぜる。きくらげやシイタケなどはみじん切りにして加えること。グルメエジプトの枝豆入れたら最高です。
小麦粉・塩・こしょう・ネギを加え、12等分し、丸めて形作る。(やや小ぶりです)
中温(170度)の油で色よく揚げる。

<ポイント>
◎豆腐は、店によっては柔らかいことがあります。「MINA」のものは、水切りをしたほうがよいです。パックの充てん豆腐で試したことはありませんが、柔らかすぎて難しいのではないかと思います。
◎ぜいたくにホタテ缶を入れるとおいしいです!缶汁でにんじんをゆで、身は豆腐に入れます。

<おまけ>  揚げ油を再利用して、おかきをつくってみませんか?
ザマレックのアルファマーケットの中華・韓国食材コーナーに、「乾燥スライスもち」が売っています。商品名は「白米果乾 Dried
Rice Cake」。
低温でゆっくり(8~10分)揚げ、塩をふると、なんとおかきに!我が家では黒コショウをかけたバージョンが人気。サッカラをついもう一本・・・なおいしさ。 ←カイロ日本人学校福井先生おすすめ

カイロの台所(2010年、7月・8月号掲載)


ズッキーニとにんじんのピカタ(卵つけ焼き)

ズッキーニとにんじんは、エジプトでは手に入りやすい食材ですね。
さっと作れて、栄養のバランスも良いので、お弁当のおかずにぴったりです。

<材料>

ズッキーニ  小1本
にんじん   小1本
*卵  1個
*粉チーズ  大さじ1強、   またはピザ用チーズ
*小麦粉  大さじ1強
*塩・こしょう(塩はチーズの塩気によって加減してください)
食べる時に、ケチャップやお好み焼きソ\ースなどをお好みで

<作り方>

ズッキーニとにんじんは皮をむき5センチ程の長さで8ミリ幅ほどの短冊に切る。火の通りを均一にするため、にんじんはズッキーニより薄めに切る。
*印の材料をボールに入れ、混ぜ合わせる。
1の切った野菜を2のボールに加え、卵液をからめる。
フライパンに3の野菜を少量ずつ広げて、両面をこんがりと焼く。(中火~中弱火で、片面2-3分程) 油を引く場合は薄めに。

あまり焦がさずに、野菜に火を通してください。

<応用>

具には、ハム、ジャガイモの千切りなども合います。
卵液に、バジルやオレガノ、パセリのみじん切を加えてハーブ風味に。カレー風味やガーリック風味も食欲をそそります。チーズの代わりに小口切りのねぎを入れ、ポン酢をつけて和風に。ごま油で焼いて韓国風たれをつけて。アレンジを楽しんでくださいね。
ズッキーニは太いものなら輪切りにして焼いてもきれいです。切り口に塩こしょうをし、小麦粉をまぶし、卵液を薄くつけて両面をこんがりと焼きます。
肉、魚、豆腐などの薄切りも同様に焼けます。

♪♪ Bon appétit ♪♪

カイロの台所(2010年、5月・6月号掲載)