【エジプト政府の最近の動き】
○9月後半から第四波が起こり得るとして、感染予防、ワクチン接種を呼びかけ
○エジプト国内での変異株確認に関する初の発表
○治療プロトコール第5版の発表(抗体カクテル療法の追加など)
○エジプト国産シノバック社製ワクチンや輸入ワクチンなどのワクチン入手の再開
○ワクチン入手再開による一般向けワクチン接種の事実上の再開、海外旅行用ワクチン接種の開始
○政府職員と学生を含む教育分野での18歳以上へのワクチン接種の義務化とこれら対象への接種実施(教育分野については、2021/2022年アカデミックイヤー初めから義務化))
【エジプト政府関係者の最近一週間程度の主な発言】
9月1日
○保健担当大統領補佐官(TVでの電話インタビュー):新規感染と入院が必要な症例、重症が増えており、第四波に入った。安全性とその他優先グループへの接種終了後に12‐18歳への接種を導入予定。
8月30日
○保健・人口省報道官(TVでの電話インタビュー):ワクチンのエジプト国内生産について欧州企業と協議中。
○保健・人口省コロナ対策専門家委員会:治療プロトコール第5版の発表(抗体カクテル療法の追加など)。
〇保健・人口省コロナ対策専門家委員会メンバー(TVでの電話インタビュー):モノクローナル抗体(抗体カクテル療法)の使用は専門家委員会が認めた症例のみ。
8月26日
○保健・人口大臣(閣議に関する政府フェイスブック):リジェネロン社抗体(抗体カクテル)を1万回分受領。
○VACSERA社会長(TVでの電話インタビュー):ワクチンのエジプト国内生産についてシノバック社以外との企業と協議中。
8月23日
「感染とワクチン状況についての保健・人口大臣の記者会見」
○国産ワクチン1500万回分の生産を終了。
○海外旅行者用のワクチン接種は、労働、治療、留学目的が優先される。
○ワクチン接種希望登録は1000万人が登録し、750万人が接種済。
○西側諸国のワクチンの国産が近く開始される。
○来年1月から、接種から1年を経過した者に再接種を行う。
○治療プロトコールにモノクローナル抗体(抗体カクテル療法)を追加。
○(記者会見での質問への回答)7月半ばに35歳エジプト人女性のデルタプラス変異株への感染を確認。その後、エジプト国民複数の同感染が確認された。海外渡航歴のない場合もあった。全てが入院不要のケースであった。
8月22日
「ジブチ保健大臣との共同記者会見でのエジプト保健・人口大臣」
○全政府職員は2回の接種を受けなければならない。
○9月後半に感染が急増し、第四波となるであろう。
○内閣報道官(TVでの電話インタビュー):18歳以上の学生はワクチン接種が義務。