~9月30日 エジプト政府発表コロナ関連情報(政府報道のポイントを和訳してお届けします)

【エジプト政府の最近の動き】

○政府職員にワクチン接種を受けない場合の勤務条件を明示(3日に1回のPCR検査結果提出)。各省で猶予期間を設定中。

○10月9日からの新アカデミックイヤー開始に向け、対象者のワクチン接種について引き続き取り組みを強化。

○ブースター接種、接種対象年齢引き下げの検討。

【エジプト政府関係者の最近一週間の主な発言など】

9月29日

○首相(閣議に関する政府フェイスブック):

 新アカデミックイヤーを迎える為の全ての保健上の措置を継続。全教育関係者へのワクチン接種の重要性を強調。

9月28日

○首相(報道):

 政府職員は政府建物に入る場合、ワクチン接種を受けているか、3日ごとのPCR検査結果が必要。各省は2ヶ月以内に本措置を開始すること。

9月27日

〇保健・人口省報道官(TVでの電話インタビュー):

 ワクチン接種を完了した基礎疾患を持つ対象についてブースター接種を検討中。

9月26日

○保健・人口省コロナ対策専門家委員会委員長(TVでの電話インタビュー):

 変異株複数により、現在の流行は以前のものより感染率が高い。

9月23日

○保健・人口大臣(エジプト駐在のドイツ大使との共同記者会見):

 一ヶ月半後のVACSERA社の生産能力倍増の完了を受け、大統領指示による中等教育生徒への接種を行う。その後に初等教育生徒への接種を行う。



~9月23日 エジプト政府発表コロナ関連情報(政府報道のポイントを和訳してお届けします)

エジプト政府発表コロナ関連情報(政府報道のポイントを和訳してお届けします)

【エジプト政府の最近の動き】

○前週から開始しているワクチン接種登録キャンペーンの継続。

【エジプト政府関係者の最近一週間の主な発言など】

9月17日

〇保健・人口省報道官(TVでの電話インタビュー):

 ワクチン種別毎に12‐18歳への接種可否を検討中。但し、実施の場合も腫瘍、基礎疾患などを持つ者を優先する。


~9月16日 エジプト政府発表コロナ関連情報(政府報道のポイントを和訳してお届けします)

【エジプト政府の最近の動き】

○一般向けワクチン接種について、各地で登録キャンペーンを実施。

○政府職員と学生を含む教育分野での18歳以上へのワクチン接種を継続(教育分野では10月9日前までに2回目接種を終了する計画)。

○保健・人口省傘下病院、高等教育省傘下病院のコロナ対応体制を再拡充中。

【エジプト政府関係者の最近一週間の主な発言など】

9月15日

○首相(保健・人口省ワクチン接種キャンペーン動画):

 感染と重症化を予防するワクチンの意義について国民の意識が高まることを望む。

○高等教育大臣(閣議に関する政府フェイスブック):

 現在、26の大学病院で一般病床1637ベッド、ICU 700ベッド、人工呼吸器 526台がコロナ対応可能な状況。

 更に、36の大学病院を追加し、一般病床6397ベッド、ICU712ベッド、人工呼吸器902台を投入可能。

○高等教育大臣(TVでの電話インタビュー):

 大学病院でコロナ対応に実際 使用されているのは、一般病床15%、ICU33%、人工呼吸器18%。

9月13日

○保健担当大統領補佐官(TVでの電話インタビュー):

 一ヶ月半後に第四波ピーク。第四波は一人が感染するとその家族全員が感染する。

○保健・人口省コロナ対策専門家委員会委員長(保健・人口省フェイスブック動画):

 第四波はデルタプラスなどの変異株により過去の流行よりも感染が拡大する。

9月11日

○保健・人口大臣(各県知事とのオンライン会議に関する政府フェイスブック):

 年末までに国産&輸入ワクチンで国民4,000万人への接種を行う計画。

9月10日

○保健・人口大臣(保健・人口省フェイスブック):

 ワクチン調達についてモデルナ社と協議。エジプトはモデルナ社ワクチンをエジプトで生産することを希望。


~9月8日 エジプト政府発表コロナ関連情報(政府報道のポイントを和訳してお届けします)

【エジプト政府の最近の動き】 (前回掲載分との重複あり)

○引続き感染予防、ワクチン接種を呼びかけ。

○一般向けワクチン接種と並行し、政府職員と学生を含む教育分野での18歳以上へのワクチン接種に取り組み。(教育分野に就いては、10月9日からのアカデミックイヤー開始までに2回目接種を終了する計画。)

【エジプト政府関係者の最近一週間の主な発言】

9月8日

○保健・人口大臣(閣議に関する政府フェイスブック):感染拡大は継続しており、予防措置とワクチン接種が重要。1,100万人がワクチン接種済み。

○保健・人口大臣(カイロ大学視察の際のTVインタビュー):2021年は感染が青年にも拡大。青年は症状に苦しむ事は少ないが、家庭で高齢者を感染させる事で社会全体に影響を与える。

9月7日

○保健・人口省中央予防局長(TVでの電話インタビュー):新規感染者数は継続して増加している事はエジプトが第四波に入った事を示している。

9月6日

○教育大臣(TVでの電話インタビュー):コロナ危機対策最高委員会の決定次第だが、最悪の状況にならない限りは登校中止(オンライン授業のみ)とする考えはない。ワクチン在庫が許せば、高校生をワクチン接種の対象とする事も検討する。

9月5日

〇大統領(式典での関連発言):エジプトは第四波の入口にあるとして、国民に予防措置の励行、ワクチン接種(特に教育関係者)を呼びかけた。

〇保健・人口大臣(TVでの電話インタビュー):

 *第四波のピークは9月末か10月初め。9月末に感染は急増するだろう。隔離病院は再開中。医療用酸素の備蓄は現在330万リットル分で、更に増強する。

 *初のデルタ・プラス変異株症例はカイロ在住35歳女性。海外渡航歴は無し。その後も症例が発生したが、多くは入院を必要とせず軽症。

 *デルタ変異株の症例数の確認は困難で、感染を抑え込むのは不可能だが、症例数は多くなく、全てが入院を要する訳ではない。

 *世界のどの保健機関の公表感染数も(状況が良くても)実際の感染数の10%に達してはいないだろう。知らない内に感染、快復しているケースがある。

 *1,000万人が接種済(二回目接種300万人、初回接種700万人)。

 *月700-800万人に接種を行い、年内には4,000万人への接種を行う目標。

 *ワクチン接種証明アプリは来週初めにリリースする。グーグルとアップルの承認待ち。大学キャンパスやスタジアム等に入る場合の利用が想定される。

〇保健・人口省報道官(TVでの電話インタビュー): 9月8日から国産シノバックは一日30万回分を生産。渡航者用接種希望者のウェイティングは解消。

〇国立研究センター所長(発表):エジプト開発ワクチンの治験参加者を募集。

○保健・人口省フェイスブック:4日にジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチン52.56万回分が到着した。