2009年度第9回定例理事会 議事録(抄録最終)

日時:2010年2月14日(日)18:00~ 於 日本人会事務局
出席者(敬称略):田澤、上村、戸崎、林、九門、石崎、籌、島崎、梅原、伊藤
欠席者(敬称略):草野、金子、佐藤

1.会計部関連
・各部門別に予算案を検討 : 総務部、厚生部、広報部
(臨時理事会(1月24日(日)に開催)にて行事部について検討)
 
2.総務部関連
・2009年度日本人会総会日程の変更について
4月16日(金) → 4月23日(金) 14:00~ 大使館にて開催
・本日、SMS緊急連絡網テスト実施(結果は後日報告)

3.学校運営委員会関連
・「お正月遊び」(1月15日(金))終了報告
未就学児とその保護者を対象に日本人学校を開放
・決算予想・来年度予算の報告

4.その他
・1月度の理事会は1月31日(日)に開催予定のところ、サッカーのアフリカンズカップの決勝戦と重なり、試合後の交通渋滞等が予想されたため本日開催
・2月度理事会の日程 2月28日(日)18:00に開催

以 上


学振懇話会(講演会)のお知らせ

日本人会会員の皆さまへ

 日本学術振興会カイロ研究連絡センターより懇話会のお知らせです。

 現在、カイロ市の郊外、モカッタム山の裾野には広漠たる墓地区が広がっています。ここは死者の街と通称され、一般の墓地と歴史的著名人の墓廟が混在している地域です。しかし、歴史を繙けば、この地区は現在より遥かに広大で、壮麗な墓廟や建造物にあふれていました。そして、すでに「中世」には、ヨーロッパ最大級の都市並みの人口を抱えていたのです。ヨーロッパからの訪問者は、ここに荘厳さで比肩できる場所はヨーロッパにないと、嘆息していました。また、死者の街は老若男女が大挙して出かける「エジプト随一の行楽地」でもありました。人々はピラミッドよりも、死者の街の方を好んで訪れていたのです。現在、死者の街は 100 万人を超えると言われる居住者を抱え、あらたな社会問題とされています。

 この講演では、死者の街の成り立ちから、現代までの歴史をたどってみます。とくに最盛期の「中世」、そこで行われていた墓参や聖墓参詣の慣行を詳しく紹介し、また人々がそこで求めていた楽しみの実態についても言及します。そのうえで、現在の死者の街の抱える問題の一端にも触れてみたいと思います。

日 時   2010年3月18日(木曜日)午後6時開場、 6 時半開会
場 所   日本学術振興会カイロ研究連絡センター多目的ルーム
( 9 Al-kamel Muhammad St. FlatNo.4 )
(ホームページをご覧ください。 http://jspscairo.com/ )
演 題   カイロ・死者の街―その過去と現在―
講 師   大稔 哲也 氏
       (東京大学大学院人文社会系研究科准教授)

講演の終了後、恒例の懇親パ―ティを開きます。どうぞ、お気軽にご参加ください。
お問い合わせは大石まで。

日本学術振興会カイロ研究連絡センター