会長就任のご挨拶

カイロ日本人会の皆様

この度、2022年度のカイロ日本人会の会長を務めさせて頂く小野智久と申します。

2021年度年次総会の実開催を見送りましたので、本HPにてご挨拶申し上げます。

当会は、①在留日本人の“親睦”、日本・エジプトの“親善”、 に加え、②日本人学校の円滑な運営、を目的に60年代に設立され、70年代には会則が作られ、80年代には会費制の組織となり、事務所も設立されました。

50年以上の歴史の中では、2011年のアラブの春など非常に困難な時期もありましたが、直近2年間はコロナ禍の影響で、主だった対面イベントは全て中止せざるを得ず、親睦を目的とする日本人会としては、辛い時期となりました。その状況下でも、会報パビルスの発行や事務局での書籍貸し出しなど出来ることは継続し、また、日本語による対コロナ医療サービス(ジャパンデスク)の設定・運営(21年12月迄)という新たな取り組みにも挑戦しました。ご協力を頂きました方々、改めて感謝申し上げます。

現在エジプトは、十分な数量のワクチンが供給され、コロナ新規感染者数は減少傾向が続いています。感染力の強い変異株などによる感染再拡大のリスクは拭えず、決して楽観視できませんが、コロナ感染がコントールされている状況においては、“秋祭り”、“ラムセス杯(ソフトボール大会)”など、恒例イベントの再開可否を丁寧に検討したいと考えております。但し、2年間のブランク後の開催は、準備・実行に相当な労力が必要となりますので、引き続き皆様にご協力頂けると幸いです。

また、2022年度は、“大エジプト博物館開館(時期未定)”や “COP27開催”が注目されていますが、“カイロ日本人学校50周年”の区切りの年でもあります。この機会を捉え、カイロ日本人学校も盛り上げていきたいと思います。

これから1年間、新役員及び各部門メンバー共々、何卒宜しくお願い申し上げます。

2022年5月吉日

カイロ日本人会会長

小野 智久